犬がくしゃみをする仕草って何だか可愛いですよね。
見ていると微笑ましく思える瞬間ですが、それが毎日続けてだと少し不安になったので、犬のくしゃみについて調べてみたところ重要な病気のサインかもしれない事が分かりました。
たかがくしゃみだと思ってあまり重要に思わない事が多いと思いますし、私も最初はそうでした。
でもただのくしゃみだと見逃すことで、重大な病気にかかっていた愛犬が手遅れになっていた時にはかなりなショックと、気づけなかった自分に罪悪感を覚えてしまいますよね。
そうなってしまわないように、今回は適切に病院へ受信する目安になる症状などをまとめてみましたので参考にしてみて下さい。
ちなみに逆くしゃみという息を吸い込むときに出てしまう現象もありますが、今回は人間と同じくしゃみについてです。
(逆くしゃみは小型犬や、フレンチブルドッグ・パグなどの短頭種によく見られます。あまりに苦しそうなので心配になってしまいますが、数分後にはけろっとしていることが多いです。鼻から喉にかけた部分で何らかの刺激があった時の生理的な反応なのでほとんどの場合心配はいりません。興奮しやすい子に多いので、落ち着かせて様子を見てあげましょう。)
犬のくしゃみの原因
我が家のいぶきはよく、くしゃみをします
決定的瞬間👆そして・・・
たら~~~り
私は鼻をたらす犬を初めて見ました。
しかもかなり大量ですよね。
ほとんどは自分で舐めてしまっていたので気が付かなかったのですが、床に落ちていた鼻血まじりの鼻水を見てさすがにまずいなと感じたのです。
原因1 自分の毛・異物による刺激
単純に何かが鼻の中に入ってむずむずしてしまった場合です。強い光や、冷たい空気などに反応してしまうのは人間も犬も同じですね。
ごく当たり前の生理的な反応なので、この場合は特に心配はいりません。
小まめに犬小屋や部屋の掃除をして清潔に保ってください。
原因2 花粉・ハウスダストによるアレルギー
特定の物質に過剰に反応してしまうのがアレルギーです。
特にアレルギー性皮膚炎などの症状がみられる子はこの場合の可能性が高いです。
アレルギーの原因などを病院で調べて、食事や環境からアレルゲンを取り除いて下さい。
原因3 ウイルス・菌による病気
特に子犬に多いのが、ウイルスや細菌に感染することによる初期症状としてのくしゃみです。
人間でいう風邪の時の症状と同じで、鼻水、くしゃみ、熱などの症状があります。
犬ジステンパーやケンネルコフなどの病気は放っておくと命にかかわることもある病気です。
ワクチンで予防することが可能なので、毎年予防接種を欠かさないでください。
原因3 副鼻腔炎・蓄膿症
ドロッとして粘り気がある鼻水が出続ける場合は鼻の病気の可能性があります。
匂いが分かりづらくなることもあるので病院で治療を受けます。
原因4 歯周病
まさかの歯の病気です。
歯石の付着を放っておくとやがて歯周病になります。
怖いのは歯周病の炎症によって口と鼻を隔てている骨に穴があき、鼻の中にも炎症が起きてしまう事です。
この場合もくしゃみや膿っぽい鼻水、鼻血が出ることがあります。特に鼻の長い犬種に見られるそうです。
更に進行すると、顔に穴が開いてしまうという最悪な事態になりますので早めに治療してあげてください。
原因5 鼻腔内腫瘍
特に高齢犬によくみられる症状で、鼻の中に腫瘍ができる事によってくしゃみや鼻血を伴う鼻水が出ることがあります。
鼻の中の腫瘍は悪性の可能性が高く、治療は困難なので早めに受診しましょう。
特に鼻血が混じる場合は腫瘍にの可能性が高いです。
まとめ
最後に、心配ないくしゃみと受信が必要なくしゃみの見分け方をまとめます。
心配ないくしゃみ
- 一過性の生理的なくしゃみ。
- 数回くしゃみをしても体調に変化が無い。
病院を受診したほうが良いくしゃみ
- 毎日くしゃみがでる、一回ではなく連続してくしゃみをする。
- くしゃみだけでなく、鼻水やせき、発熱、下痢、嘔吐などの症状がある。
- ドロッとした鼻水や、鼻血交じりの鼻水が出る。鼻水の量が多い。
- くしゃみだけでなく、涙や目やにが出ている場合。
以上が大まかな見分け方になるので、心当たりがあれば迷わず動物病院へ受診したほうが良いでしょう。
お医者さんの判断で何もなければそれで安心できますよね。
犬は我慢強い生き物です。
痛かったり苦しかったりしても普段と変わらない場合があるので、気が付いた時には手遅れだったという事も残念ながら多いと思います。
大切な愛犬の異常にいち早く気が付いてあげられるのは飼い主さんしかいないので、普段からスキンシップをたくさんとって健康状態をチェックしてあげてくださいね。
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